2016年8月4日（木）夜。

大企業がスタートアップ企業に向けてプレゼンを行うピッチイベント、「大企業ピッチ」の第１回が開催されました。
大企業が自社のリソースを公開し、スタートアップ企業とともに新しい製品やサービスを創出することを目指します。

第１回のテーマは「ものづくり」。
富士ゼロックス株式会社の大川様、パナソニック株式会アプライアンス社の鈴木様にご登壇頂き、様々な業種のスタートアップ企業の経営者や技術者の方々にご参加いただきました。


● 富士ゼロックス株式会社 大川様
クリエイティブコミュニケーションロボット「ROX」共創パートナー募集！


「ROX」はオフィスコミュニケーションの効率化を実現する相棒です。
人では指摘しづらいような会議で論点が絞られていない発言に対して指摘をする、ブレインストーミングの際に対話の相手となり思考の整理のお手伝いをする、その他資料のスキャンや投影を行うなど、複数の機能を有することを特徴としています。
富士ゼロックスの経営理念の一つである「知の共創と活用をすすめる環境の構築」を実現するロボットです。
アイデアを深めるところから一緒に作っていこうとスタートアップ企業に対して共創を呼びかけました。

こちらがこの日工場から直にASACに来てくれたROXのプロトタイプ。
なんてかわいらしい相棒！でも機能はすごいんです（予定）。
　　

● パナソニック株式会社 鈴木様
家電領域を中心とした新規事業の創出に向けた活動プラットフォーム「Game Changer Catapult」


「Game Changer Catapult」は家電領域を中心とした新規事業の創出と、それらをリードする人材育成の加速を目的とし、社外との共創によるオープンイノベーションや、社内でのボトムアップによる新しい事業アイディアの発掘・育成を強化、推進する取組みです。
社内でも1,600名もの人が参加し、様々な商品の開発が進められています。
早期の段階から展示会等で市場からの声を求め開発に反映していくスピードとグローバルな視点をもって推進されています。
社外との連携も積極的に考えており、スタートアップ企業に対して共創を呼びかけました。


ピッチ後の質疑応答や、各社のブースでの個別意見交換において活発な質問や提案が行われていました。
参加者同士のネットーワーキングも活発でした。




登壇者の方々、駆けつけてくださった関係者の方々、参加してくださったスタートアップ企業の方々、ありがとうございました！

今後も各回テーマを設け、様々な大企業の方々にスタートアップ企業に向けたピッチを開催します。
次回、第２回大企業ピッチのテーマは「小売・ライフスタイル」。
・株式会社KADOKAWA
・カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
・株式会社パルコ
の３社にご登壇頂きます！

大企業と自社のリソースを組み合わせて新しいサービス・製品を生み出したいスタートアップ企業、大企業の豊富なリソース（販売網、知名度、信用力など）を活かして自社の既存製品を拡散したいハードウェアベンチャー企業、リテール領域のデジタルガジェットを製作しているスタートアップ企業の皆様のご参加をお待ちしています！
http://acceleration.tokyo.jp/detail.php?ym=201608&keyno=127

青山スタートアップアクセラレーションセンター(ASAC)は、東京都の政策課題に関連する分野、ベンチャーキャピタリストが投資しにくい分野等で起業に取り組む創業予定者又は創業間もないスタートアップが、リーディングカンパニーへと成長する機会と場の提供を目的として開設した青山創業促進センターです。
本施設では、創業予定者又は創業間もないスタートアップに対して、5ヶ月間のアクセラレーションプログラム等、これまでにない支援メニューを提供します。また、同施設内に入居する先輩起業家等との交流や、メンターからのアドバイスを通じて、事業プランのブラッシュアップを行うことで、最終的にベンチャーキャピタルからの投資や大企業との事業提携に繋げることを目指します。